ブックレビュー「ソーラー女子は電気代0円で生活しています!」
この本もkindle unlimitedで読みました。
テレビで何度か見たことのある著者。お子様も独立されて一人暮らしだったような記憶がありました。女子とはなんと便利な言葉か……と思います。明らかに女子ではなく、マダムの年齢の方です。
私は、書籍のタイトルの付け方に割と不満を持ちやすいです。
特に、翻訳本にありがちな、原題と全く異なる、売るためだけに付けられたタイトルには怒りを感じます。売るためだけに変なタイトルにしないでほしい……出版業界は収益的に厳しいのは承知ですが、それでも、こういうことはやめてほしいです。
今回の本のタイトルも、ソーラーおばさんとかソーラーマダムだとなんかな……ということでソーラー女子になったのかもしれないですが、50~60代の女性に対して女子を使うのはいささか失礼だよな、と感じました。
ところで本の内容です。
本ではなく、中身はマンガでした。
マンガなのでするする読めました。
著者が、東日本大震災をきっかけに、電気を電力会社に依存する生活から脱する過程が描かれています。
また、著者には節電仲間がいて、ソーラークッカーや、植木鉢冷蔵庫といった、電気に頼らないモノの紹介もあります。
私が一番勉強になったのは、太陽光発電システムの作り方と、電気工事士の資格取得の部分です。
ベランダ発電したいなと思っていたものの、火事とか爆発とかそういう事故が起きたら嫌だなという気持ちが勝って、踏み出せませんでした。
しかし、このマンガでは、ベランダ発電の方法を詳しく解説していて、なおかつ著者は、一度電気ショートを起こしてしまったことで、電気工事士の資格を取ることを決意し、無事取得しています。
私は怖がりなので、電気工事士の本を読んで、技能を身につけてからベランダ発電したほうがいいかもな…と思いました。
まとめると、タイトルは不満ですが、内容はとてもためになりました。
自宅の庭やベランダでできる太陽光発電に興味のある方にオススメの本(マンガ)です。